酵素風呂の効果でアトピーを改善することも可能って本当なの?
酵素風呂はアトピー体質を改善できるとネットの情報などで目にした方もいるかもしれません。
今回は酵素風呂でアトピー改善ができるのか?またその理由と体質改善に着目してみました。
腸内の悪玉菌優勢体質の方に有効
アトピーと一言でまとめていますが、それぞれ症状に違いがあると思います。
乾燥体質の方や痒み体質の方は炎症体質に分類され、
その他にも皮膚が薄い体質の方、
腸内細菌が悪玉菌優勢の方、
ステロイド剤による炎症の方もいるでしょう。
全ての体質の方に酵素風呂が有効かどうかは、民間療法なので一概には言えません。
悪玉菌優勢の方に関して言うと、油っぽいものが好きで食物繊維などの野菜をあまり摂らないようなタイプは悪玉菌が優勢となり、腸内環境が乱れた結果アトピー症状に悩まされている方がいます。
酵素風呂は便秘解消に効果があるとされており、快便になることで腸壁についた老廃物もスムーズに排泄できるようになります。
善玉菌と悪玉菌のバランスが取れれば、アトピー体質の改善につながります。
しかし短期間で結果が出せるものではありません。
腸は食べたものを消化、吸収する器官なので栄養バランスが偏っていると改善に時間がかかってしまいます。
酵素風呂で外からのアプローチをするだけでなく、口に入れる栄養を見直す事も同時に行うことで早期改善につながります。
皮膚が薄い体質の方は注意が必要
一方、注意が必要なのは皮膚が薄い体質の方です。
もともと皮膚が薄い体質の上にアトピーによってターンオーバーが早くなってしまい潤いが失われやすく、保持しにくくなってしまっています。
試しに酵素風呂に入ったけど、入浴後強烈な痒みで我慢できなくなると言ったことが懸念されます。
そんな方は外からの刺激に弱くなってしまっていますので、普段の入浴でもボディソープやアカスリタオルなどでゴシゴシ洗うのは控えましょう。
続けていると皮膚に保護膜ができ酵素風呂に入っても必要な水分は保持しながら十分な汗をかくことで、デトックス効果が高まり酵素風呂の成分も吸収されやすくなります。
酵素風呂は入浴後ぽかぽかと暖かさが持続するので、乾燥や痒みなどの自覚症状があり心配な方にはお勧めしません。
特に冬など乾燥してアトピーの症状が悪化するような場合は酵素風呂をお休みして様子を見ることも必要です。
夏になれば再開するなど、自分の皮膚をよく観察しながら入浴する事が大切です。
自分で油分が分泌されていないと感じた場合は、酵素風呂入浴後にスクワランオイルを用いて油分を補うことも有効です。
スクワランオイルは、皮膚で元々分泌される成分なので安全性が高いうえに角質層に浸透してくれるのでおすすめです。
アトピー体質の方はヒスタミンを作り出す体質でもあるので、酵素風呂で違和感を感じた場合にはすぐに使用を中止することも大切です。
酵素風呂でアトピーが良くなる過程について
具体的に、アトピーを改善するためにどのような入り方をするのがベストなのでしょうか?
通える方は毎日通うのがベスト。
入浴後、肌が真っ赤になり強い痒みを伴う。炎症状態がしばらく続くのは体が戦っている自然の摂理です。
やがて炎症が治まると週3ペースに落とす。
いい日が続いたり、悪い日が続いたり。ステロイド剤の使用をやめている場合はジュクジュクした汁がでることも。
固まると固いので剥がしたくなるが我慢する。
調子がいい時があり週2ペースに減らしてもいいかな?と考えたくなりますが、実はまだまだです。
化粧などをして次の日は肌がガサガサしてしまうなど異変を感じている時は続けて通うことが大切。
ジュクジュクするよりも皮膚が固く黒くなってくる。
お風呂に入るとぽろぽろと乾いた皮膚が剥がれ落ちる感覚がある。
酵素風呂に入っても刺激や痒みを感じることが少なくなる。
汗を全くかかなかったのが少し汗をかくようになる
ここまできたら週1のペースをキープしながら様子をみる。
入浴例を参考程度にかいてみました。
あくまでも、こちらは一例だということで誰もがこのような軌跡を辿るわけではありません。
脱ステをしている場合しばらくは炎症反応が続くことが予想されますが、体が出しているサインと受け取って止めずに続けることが大切です。